あの夜をもう一度 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
アリスはドアを開けた瞬間、目の前に立っている男性を見て息をのんだ。三年前、夫の葬儀のあと、ただ車に乗って走り続けた日、天候が悪化し雪で視界がさえぎられ、近くのホテルに避難した。あのとき、まともな精神状態だったら、ロビーで出会った男性に誘われるまま関係を持ったりしなかったろう。夢のようにすばらしい夜を過ごし黙って姿を消してから、もう二度と会うことはないと思っていたのに。今になって、彼の顔に、体に名前がつくなんて。ガブリエル―彼は妹のボーイフレンドの兄だった。若い女性を妊娠させたと弟から相談を受けたガブリエルが、トラブルを避けようと話しに来たのだが…。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ローレンス,キム
イギリスの作家。ウェールズ北西部のアングルジー島の農場に住む。毎日三キロほどのジョギングでリフレッシュし、執筆のインスピレーションを得ている。夫と元気な男の子が二人。それに、いつのまにか居ついたさまざまな動物たちもいる。もともと小説を読むのは好きだが、今では書くことに熱中している。ハッピー・エンディングが大好きだという(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
美しき夢破れ (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
それは誰の目にも理想的な結婚に見えた。ザックはどんな女性も虜にしてしまうような男性で、しかも大企業の経営者。ヴィクトリアも上流家庭の生まれで、このうえなく美しい二十歳の輝ける花嫁だった。ふたりは愛し合って結ばれたと、ヴィクトリアは信じていた。初夜の明けた朝、ザックが愛人のもとに駆けつけたと知るまでは。その朝早く、ザックは電話を受けて出ていった。彼女はまた寝込んでしまい、目覚めると彼が優しくキスをしていた。だが両手を広げてベッドに誘ったヴィクトリアを、彼は拒んだ。何かおかしい―そのヴィクトリアの直感は当たっていた。早朝の電話のわけを知ったヴィクトリアは彼の前から姿をくらます。一方ザックは、思いもかけなかった展開に…。
間に合わせの花嫁 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
ニュージーランドの小さな町で図書館司書を務めるステファニーは、結婚式の前日、婚約者のブライアンから婚約破棄の手紙を受け取った。ブライアンは、彼女の親友ノエルと駆け落ちしてしまったのだ。ショックを受けたステファニーは、周囲の同情の目を逃れ、新しい仕事を探すために、首都ウェリントンで暮らしはじめた。ある日彼女は街で、ノエルの元婚約者クインと偶然顔を合わせる。彼は太平洋に浮かぶ小さな島で仕事を請け負うことになっていた。ただし、妻同伴というのが絶対の条件だった。ステファニーは新しい仕事が見つからず、クインには妻が必要だ。そこで彼は、就職だと思ってぼくと結婚してくれと申しこむ―期間は半年、給料がもらえて、当然実際の夫婦生活はなし。迷った末、ステファニーはクインの申し出を受けることにした。
ミレニアムの花嫁 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
ニューヨークに店を構えるフラワーデザイナーのソフィーに、故郷オーストラリアに住む姉から電話がかかってきた。教区司祭の祖父が執り行うはずの結婚式がだめになったという。その式は、引退する祖父にとって二千件目の記念すべきもので、華やかな最後の務めとなるはずだった。ソフィーはなんとかしようと急いで帰郷したが、式を代わりに行うホテル経営者のブリンはやり手らしい。どうやって対抗しようかと頭をひねるソフィーに、ブリンはホテルでのフラワーデザインの仕事を依頼してきた。これは式を奪い返す絶好のチャンスだわ。ソフィーはさっそくホテルで働き始めた。
夫の復讐 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
別居中の夫ルークから、今夜会いたいという電話がかかる。エレンの脳裏に悪夢にような日々がよみがえった。泣きつづける娘のジェンマ、嫌悪のこもった目で見つめるルーク。六年前、エレンは難産のストレスで心を病み、娘を傷つけてしまいそうな自分に怯えていた。結局彼女は、愛する夫と生後半年の娘を残して家を出ることを選んだ。以来ルークは、ロンドンにいるエレンを憎みつづけているし、年四回会うジェンマも、母親のエレンになつくどころか怖がっている。彼は今夜、いい女性が現れたから離婚してほしいと言うのでは?いろいろ考えると、もう潔く別れたほうがいいのかもしれないと思う。だが再会したルークは思いがけないことを言いだした。出張でロンドンにいるあいだ、ジェンマを預かってほしい、と…。
愛を見つけた航路 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
モデル派遣事務所を経営するゲリー・デイカは、同居人カーラの紹介で、ブリンという男性と知り合った。ブリンは貿易商で、太平洋上の産物を売買しているらしい。ゲリーが休暇中だと聞いたブリンは彼女に短期間の仕事を持ちかけた。ポリネシアの小島に赴き、植物を編んで作った名産品の帽子について、最近売り上げが落ちてきた原因を調査してほしいという。熱帯の島で休暇を過ごせるならと、ゲリーは仕事を引き受けた。さっそく島に渡ったゲリーだが、次の日カーラから、事務所でトラブルが発生したからすぐに帰ってほしいと緊急電話が入る。ブリンに相談すると、彼はクルーザーで途中まで送ると言ってくれた。次の朝珊瑚礁の中で思いもかけないことが待ち受けているとも知らず、ゲリーは彼に感謝してクルーザーに乗りこみ、眠りについた…。
間に合わせの花嫁 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
ニュージーランドの小さな町で図書館司書を務めるステファニーは、結婚式の前日、婚約者のブライアンから婚約破棄の手紙を受け取った。ブライアンは、彼女の親友ノエルと駆け落ちしてしまったのだ。ショックを受けたステファニーは、周囲の同情の目を逃れ、新しい仕事を探すために、首都ウェリントンで暮らしはじめた。ある日彼女は街で、ノエルの元婚約者クインと偶然顔を合わせる。彼は太平洋に浮かぶ小さな島で仕事を請け負うことになっていた。ただし、妻同伴というのが絶対の条件だった。ステファニーは新しい仕事が見つからず、クインには妻が必要だ。そこで彼は、就職だと思ってぼくと結婚してくれと申しこむ―期間は半年、給料がもらえて、当然実際の夫婦生活はなし。迷った末、ステファニーはクインの申し出を受けることにした。
南仏の休日 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
ジョシーは、母の遺産、南フランスの家“モン・アブリ”を相続し、新しい暮らしに夢ふくらませて、その地マントンへと向かった。しかし、そこで彼女を待っていたのは、隣人の手荒な歓迎だった。謎の隣人―リオン・ケント。ジョシーの父からモン・アブリを購入することになっていた彼は、家で眠っていたジョシーを侵入者と思い、追い払おうとしたのだ。最悪な形で出会ったジョシーとリオン。どちらが正当な持ち主なのか、鍵を握るのはショシーら父だったが、彼はアメリカにいて、戻ってくるまで一週間待たねばならない。やむなく家をめぐる争いも休戦、友達として共同生活をすることに。そう、二人は一週間だけの友達になるはずだった。ところが、リオンが口にしたのは…婚約しているふりですって。
熱い敗北 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
ゾーイはドキュメンタリー映画監督として忙しい日々を送っていた。彼女にとって仕事は、何にも代えがたいほど大切なもの。どんな男性であっても、それに代わることはできない。恋に溺れたり、愛に生活を支配されるなんて想像もできなかった。降りしきる雨の夜、あの男とかかわりあうまでは。仕事から車で帰る途中のことだった。窓越しに突然現れた、身なりも汚れた大柄の男性は、車が故障したから、近くまで送ってほしいという。だが、夜ひとりきりの車に、見ず知らずの男性を乗せるつもりはない。タクシー会社に連絡するとだけ約束して、彼女は強引に車を出した。この約束を彼女が思い出すのは、家に帰ってしばらくしてからだった。人生が大きく変わり始めることにも、彼女はまだ気づいていなかった。
暁の女神 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
高校を終えたばかりのエリカは、憧れのレイフと思いが通じ、誰もがうらやむような幸せの絶頂にいた。あの日までは。その日、エリカはプロポーズされた。信じられない喜びだった。そして彼は言った―子供はたくさんほしいね、と。だがそれは、エリカが叶えてあげられない願いだった。子供ができない体であることをどうしても彼に告げられず、悶々としていた矢先、エリカは彼の裏切りの現場を目撃する。彼が、エリカの義理の母親と…?エリカは逃げるようにしてスイスの大学へ進学した。そして五年。製薬会社を経営する父親が裁判で窮地に立たされたとき、目の前に現れたのがレイフだった。条件次第で父を助けるという。彼の出した条件とは…。